お花がある灰色背景の画像

保険診療
各症状について

いぼについて

いぼとは、皮膚の一部が盛り上がっている小さな良性のできもののことを指します。
いぼは、大きく分けて2種類あります。
1つ目がウイルス感染が原因でできるいぼ(尋常性疣贅・尖圭コンジローマ・伝染性軟属腫:水いぼ)、2つ目が紫外線や加齢が原因でできるいぼ(脂漏性角化症)です。

治療としては、基本的には液化窒素ですが、尖圭コンジローマではベセルナクリーム、脂漏性角化症では炭酸ガスレーザー(自費診療)を行うことがあります。
尋常性疣贅と尖圭コンジローマは保険適応の液化窒素で治療します。

液化窒素は-196度でいぼを冷凍凝固させる治療ですが、痛みを伴う場合もあります。
当院では、お子さんや液体窒素治療で難治な方、数が多すぎる尋常性疣贅の方に、液体窒素よりも痛みが少ない「モノクロ酢酸」という腐食性有機溶剤の塗り薬治療もございますので、お気軽にご相談ください。

また、脂漏性角化症は大きくて少数のものは液体窒素での治療が可能ですが、小さいものやたくさんある場合は、液体窒素での治療ができない場合が多く色素沈着が長引きます。
脂漏性角化症に炭酸ガスレーザー(自費診療)を使用することで、一回で治療ができ痕も綺麗になる場合が多いです。

いぼの原因

ウイルス感染が原因でできるいぼ(尋常性疣贅・尖圭コンジローマ)は、傷口などからウイルスが侵入し、皮膚にヒトパピローマウイルスが感染することで発症します。
尋常性疣贅は手指や足裏に多く、体や顔にできる場合もあります。

一方、紫外線や加齢が原因でできるいぼ(脂漏性角化症)は、ウイルス感染ではなく長年の紫外線や、加齢による皮膚の老化、洋服の摩擦による刺激などが原因で起こると言われています。突然起こるものではなく、年月をかけて徐々にいぼができるのが特徴です。
紫外線を浴びやすい顔や首に粘土を張り付けたようなザラザラした常色から茶褐色のできものができます。背中や胴体にできる方もいます。大きさは小さいものから数センチになるものもあり、一ヵ所から多数できる場合もあります。

いぼの種類

■ウイルス感染が原因のいぼ

|尋常性疣贅

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、表面がザラザラし肌色や褐色のいぼとなります。
自覚症状がほとんどないのが特徴で、子どもにできやすく傷つきやすい手足に多く見られます。ウイルス性疾患なので、広がったり、増えたり、他人にうつしたりしますので早めの治療をおすすめします。

治療方法

液体窒素や漢方(ヨクイニン)内服、角化を柔らかくする塗り薬などです。
液化窒素は-196度でいぼを冷凍凝固させる治療ですが、痛みを伴う場合もあります。
当院では、お子さんや液体窒素治療で難治な方、数が多すぎる尋常性疣贅の方に、液体窒素よりも痛みが少ない「モノクロ酢酸」という腐食性有機溶剤の塗り薬治療もございますので、お気軽にご相談ください。

|尖圭コンジローマ

陰部にいぼが出現します。性感染症の一種でパートナーにセックスでうつるので早めの治療をおすすめします。

治療方法

塗り薬(ベセルナクリーム)や液体窒素で凍結療法をしたり、外科的に切除します。
当院では泌尿器科医師が外科的切除も行っております。

|伝染性軟属腫(みずいぼ)

ヒトポックスウイルスの感染症です。子どもに多く見られ、中央がへその様に凹んだ直径1~3mm程度の小さな肌色のポツポツしたいぼが特徴です。
いぼの中に白い芯(モルスクム小体)があり、その中にウイルスが多く含まれています。
幼稚園、保育園、学校、スイミングスクールなど接触感染で感染することが多いです。
接触感染なので患部を露出しないように絆創膏で覆ったり、スイミングの場合はラッシュガードや水着で患部を覆いましょう。水いぼがある時はタオルの共有はしないようにしましょう。乾燥した皮膚にうつりやすいので、全身をしっかり保湿することが重要です。

治療方法

受診時に局所麻酔テープを貼り、院内で30分~1時間お待ちいただきピンセットでいぼを摘み取る方法が一般的ですが、数か月から数年の経過で免疫がついて自然に消える場合もあるため、漢方内服で経過を見る場合もあります。

■紫外線や加齢が原因のいぼ

|脂漏性角化症(老人性いぼ)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、長年の紫外線の影響や皮膚の老化が原因でできるいぼです。特に顔面、頭部、前胸部、背部に多く見られ、時間が経つにつれ大きくなり数も増える場合が多いです。

治療方法

基本的には、液体窒素治療(保険適応)を複数回行います。また、より綺麗で効果的に治療をご希望の方は、炭酸ガスレーザ(自費診療)による治療を行うこともあります。

|首いぼ

首いぼは、皮膚が薄くて弱い部分にできやすいのが特徴で、30代以降でみられることが多く加齢とともに数が増え目立ってきます。

治療方法

基本的に大きいもので少数の場合は液体窒素治療(保険適応)を行います。首や胸などは色素沈着が残る場合があります。
また、小さく扁平なものや数が多い場合は、炭酸ガスレーザ(自費診療)での治療をおすすめします。

治療方法

■液体窒素

いぼの治療は、液体窒素による凍結凝固法が基本となります。
患部を液体窒素によって凍結させ、低温火傷を起こすことで皮膚表面を壊死させる治療法です。液体窒素を綿棒にひたし患部に当てる方法と、スプレー式液体窒素を直接幹部に当てる方法があります。

■ピンセットや剪刀

小さな水いぼなどは、ピンセットや剪刀(せんとう:特殊なハサミ)を用いた治療を行うこともあります。小さないぼなら剪刀で切り取っても、ほとんど出血しませんのでご安心ください。

■漢方

薏苡仁(ヨクイニン)というハトムギエキスの漢方薬を服用する治療法です。
免疫機能を活性化させる効果があります。効果を実感するには、ある程度の内服期間が必要となります。

■炭酸ガスレーザー(自費診療)

盛り上がった脂漏性角化症を、炭酸ガスレーザー(自費診療)を用いて削る治療となります。
深部組織や周辺の正常な組織にはダメージを与えないため、傷跡が最小限で除去することができるので、見た目も綺麗に仕上がります。
脂漏性角化症はその場で取れたことが確認でき、一回取れることが多い治療となります。

炭酸ガスレーザーはこちら 保険診療に戻る

Contact

お問い合わせ・ご予約

診療時間
9:00〜12:00 診療できる 診療できる 診療できない 診療できる 診療できる 診療できる
14:00〜17:30 診療できる 診療できる 診療できない 診療できる 診療できる 診療できない
△:代診
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
住所
〒790-0962
愛媛県松山市枝松6-12-10
マップ
Google map

※美容施術に関しましては、未成年の方は保護者の方の同意が必要ですので一緒にご来院ください。