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保険診療
各症状について

とびひ(伝染性膿痂疹)について

とびひ(伝染性膿痂疹)とは、虫刺されや汗疹(あせも)による湿疹部分の傷や、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下した部位に細菌が感染することで発症します。

とびひは、水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)と2種類あります。
患部を触った手を介して他の人へとうつる(接触感染)ので、患部を手で触らず絆創膏などで覆った方が良いです。触った場合は手を良く洗いましょう。

また、入浴時には患部も綺麗に洗って清潔にすることが大事です。
水では感染しませんが、タオルや衣類を介してうつるため、タオルや衣服を共用することはやめましょう。

とびひの種類

■水泡性膿痂疹

黄色ブドウ球菌の感染によるものです。0~6歳までの乳幼児に多く、とくに夏に発症することが多いです。
最初にできた水ぶくれから遠く離れた皮膚にも、新たな病変が生じてどんどん増えていきます。

はじめは小さな米粒くらいの大きさの水ぶくれができ、それがだんだんと大きくなります。
水ぶくれは簡単に破れて、ジュクジュクした状態になります。
また、水ぶくれの中の液に細菌がたくさん入っているので、水ぶくれの中身が他の場所や人につくと、うつる(接触感染)ので注意が必要です。
痒みなどの症状は出ますが、発熱などの全身症状はありません。

■痂皮性膿痂疹

主にA群β溶血性レンサ球菌(化膿レンサ球菌)によって発症します。
膿をもった水ぶくれが厚いかさぶたになっていきます。
症状としては、赤みや皮膚のただれを伴う場合が多く、リンパ腺の腫れ、喉の痛み、発熱などが生じます。
水泡性膿痂疹と違い、年齢や季節にはあまり関係がなく、アトピー性皮膚炎の方が生じやすいとも言われています。

治療方法

治療は、抗菌薬の内服や外用、かゆみ止めの内服を行います。
ごく軽いものでは抗菌薬の塗り薬のみで、その他は抗菌薬の内服も行う方が治療が早いです。

通常は4~5日で改善しますが、症状が良くなっても自らの判断でお薬を止めることはお控えください。
しっかりと抗菌薬の飲み薬の治療を行うことが重要で、途中で中止すると再発する恐れがありますので、医師の指示に従ってください。痒みが強い場合は痒み止めの内服を行います。

■日常の注意点

患部を触らない、爪を短く切る、特に子どもは鼻に指を突っ込まないように注意しましょう。
接触感染なので、患部は絆創膏や衣服で覆いましょう。
入浴は可能ですが、シャワー浴で患部は泡立てた石鹼でそっと洗いましょう。
兄弟姉妹がいる方は、一緒に入浴せず最後に入るようにしましょう。
また、タオルや衣服は共有せず、入浴後は患部に軟膏を塗ってガーゼで覆ってください。

予防

汗疹(あせも)にならないためには、季節を問わず皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。
通気性の良い服を着ることを心がけ、こまめに汗を拭き取るよう心がけましょう。

乳幼児の場合は、おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)やアトピー性皮膚炎など、症状の特定が難しいことも多いです。いずれの場合も皮膚を清潔に保つことが重要となります。

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