美容診療
各症状について
目の下のクマ(色素沈着)
目の下のクマについて
目の下のクマは、下まぶたが黒っぽく見える状態のことを指します。
また、クマは病名ではなく、目のまわりの色のトラブルの通称となります。
目の下のクマは「茶クマ・青クマ・黒クマ」3つの種類があります。
茶クマは色素沈着、青クマは静脈がうっ滞して透けている、黒クマはたるみの影です。
それぞれのタイプに応じて対処法が異なり、3つとも複合している場合も多いです。
茶クマは、色素沈着の色で湿疹などの痒みの原因の治療を行うことが大切で、治療をしたうえで美白治療をします。
また、茶クマと青クマは同時に発生していることも多いです。
どちらにも対処する方法として、美白化粧品の使用とホットタオルで血流を良くしたり、十分な睡眠などが推奨されています。
黒クマの重度の場合は、たるんだ皮膚や脂肪を外科的手術で取り除くこともあります。
軽度の場合は、ヒアルロン酸製材、肌育製剤(スネコス)などの注入により凸凹を滑らかに整えることもあります。
クマの種類と原因
■茶クマ
茶クマは、メラニンによる色素沈着によってできるクマです。
目の下の皮膚がゆるんで一カ所にたまり、暗く見えている状態となります。
目の下の皮膚は頬などの皮膚と比べてとても薄いため、少しの刺激でも色素沈着を起こしてしまいます。
アレルギーなどで目の周りが痒くなり、くり返し何度もこすることで炎症後色素沈着がおこります。その他にも、寝起きに目をこすったり、メイクを落とす際に強くこすることによる摩擦は、目の下の皮膚にダメージを与えてしまいます。
そのダメージを受けたまま放置していると、色素沈着を起こしてしまい茶クマが現れます。
また、年齢を重ねると茶クマは起きやすため、メイクでカバーされる方も多いですが、茶クマは隠すのではなく根本的に改善していく必要がありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
■青クマ
青クマは、目の周りの血行不良によって引き起こされる、少し青みがかったクマのことを指します。
目の周りには多数の毛細血管があり、その毛細血管に血行不良が起きることで青クマは現れます。特によく見られるのが、寝不足などでできるクマが青クマです。
また、近年スマホやパソコンなどを長時間使用することで、血行不良が起き青クマが現れることも多く、青クマに悩んでいる人も増えつつあります。
青クマは、血行改善を行うことで改善するものなので、しっかりとしたケアが必要です。
■黒クマ
黒クマは、目の下の脂肪のたるみや、くぼみによリ影ができて黒く見えるクマのことを指します。
黒クマを見極める方法は、上を向いた時に目の下が本来の色に戻るかどうかです。
黒クマは目の下の影が原因なので、肌の色が変わっているわけではありません。
影がなくなった状態で目の下を見た際、肌が元の色に戻っていれば黒クマだと判断できます。
また、黒クマの主な原因は、皮膚や結合組織、腱のゆるみと眼窩脂肪と呼ばれる目の下の脂肪の移動下垂によるものです。
加齢によって目の周りの腱などが衰え、周りの脂肪を支えられなくなり、脂肪が押し出されることで膨らみや影ができてしまいます。
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